山陽システム



カテゴリー: 将棋 | 投稿日: | 投稿者:

みなさま、将棋の日in倉敷はごらんになったでしょうか。第1部のリレー将棋では行方八段&佐藤天彦八段のチーム大山一門VS山崎八段&菅井七段のチーム山陽。「チーム山陽」の名付け親は山崎八段らしいです。
先手番となったチーム山陽は石田流三間飛車、対するチーム大山一門は居飛車銀冠に組みました。そこからチーム山陽の山崎八段は斬新な構想を披露しました。全くの初見の形でしたが、菅井七段も「研究済み」(?)とのこと。大盤解説の島九段はそれを見て即座に「山陽システム」と命名。怒った(?)チーム大山一門はその構想をとがめるべく早い戦いに出ますが、チーム山陽はその動きに合わせて巧みに反撃し優位を築きます。チーム大山一門は手段を尽くしますがチーム山陽は「山陽システム」の陣形を生かして相手の玉頭を攻め、最後は大駒3枚で襲いかかり勝利。
見ていて楽しい将棋でした。

第2部の次の一手名人戦は郷田王将VS久保九段のトップ棋士対決。久保九段の角道止め三間飛車+美濃囲いに対し、郷田王将は金無双+棒銀の組み合わせ。双方の駒がそれぞれきれいにさばけて、終盤までずっと均衡の保たれた局面が続き、まさに見応えのある一局でした。

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