今泉さんの自伝が発売されました。
『介護士からプロ棋士へ 大器じゃないけど、晩成しました』(今泉健司)|講談社BOOK倶楽部
今泉さんの自伝
カテゴリー: 将棋 | 投稿日: |
今泉さんの自伝が発売されました。
『介護士からプロ棋士へ 大器じゃないけど、晩成しました』(今泉健司)|講談社BOOK倶楽部
3月27日(金)新人王戦2回戦、対池永天志三段戦があります。携帯中継があります。新人王戦の現在の規程では六段以上は出場できないことになっているので、菅井六段は今期最後の出場となります。
新人王戦は、女流棋士が男性棋士の公式戦に参加した初の棋戦です。1981年(昭和56年)、第12期新人王戦で山下カズ子女流名人(当時)が高橋道雄四段と対局し、敗れています。当時は棋力の差から、女流棋士が男性棋士と公式戦で対局するのは時期尚早との意見が大半を占めていたようですが、新人王戦主催元の熱心な担当記者の尽力により実現したようです。
今日3月25日(水)の山陽新聞朝刊に菅井六段のインタビュー記事が掲載されています。「充実の5年目 菅井竜也六段に聞く A級に早くたどり着きたい」
今日、関西奨励会の例会があり、狩山幹生4級は2勝1敗で、前回までの通算成績で9勝3敗となり、見事3級昇級を決めました。昨年9月に6級で入会して以降、確か無駄星が全く無しで昇級街道まっしぐらでは(?)。
匿名希望様、投稿ありがとうございます。私も昨日の王将戦第6局渡辺王将-郷田九段戦の終盤を中継で見ていました。手に汗にぎる熱戦とはまさにこのことで、ハラハラドキドキの連続でしたね。郷田九段が繰り出す勝負手に、中継コメントによると渡辺王将はたびたび頭を抱えながらも冷静な受けを繰り返し、迫力満点でした。
5月7日・8日に行われる名人戦第3局は、毎年恒例となった全国一斉大盤解説会が開かれるらしいので、昨日の王将戦のような終盤戦だとおおいに盛り上がることでしょう。
井上一門です。井上九段のお弟子さんは奨励会にたくさん在籍しています。その一人、倉敷出身の狩山幹生4級は昨年秋に6級で入会後、順調に昇級。現在も7勝2敗と上がり目を作っています。関西奨励会の棋譜が関西将棋会館サイトで公開されていて、狩山4級の棋譜も2局掲載されています。こちらです。関西奨励会 好局集
3月24日(火)棋聖戦決勝トーナメント1回戦、対行方尚史八段戦があります。携帯中継があります。菅井六段は棋聖戦前期ベスト4なので今期は決勝トーナメントシードとなっています。対戦相手の行方八段は先日名人挑戦を決めたばかり。両者の過去の対戦は菅井六段の2勝0敗となっています。菅井六段が勝った場合の2回戦の相手は佐藤天彦八段。大山一門の棋士が続きます。
先日、私の知人が携帯中継(日本将棋連盟モバイル)を(やっと)導入しました。菅井六段の公式戦対局は中継されることが多いので、リアルタイムで棋譜を見て応援したい方にはおすすめです。
また、竜棋会ホームページの「将棋大会・イベント予定(岡山県中心)」は随時更新しています。新規にイベントを開催する際などにも参考にしていただければ幸いです。ただし、予告なく日程等が変更になることはあります。4月11日(土)開催の詰将棋解答選手権in倉敷は現在申込が少ない状況です。よろしくお願いします。
小学館・集英社杯 第40回記念 小学生将棋名人戦 西日本大会【大会結果】
岡山県代表の荒瀬啓介くん(お父さんは竜棋会会員)は初日の予選を通過しました。しかし2日目の本戦で鷹取尚弥くん(広島代表・小1!!!・竜棋会会員)に敗れました。その鷹取くんは次の一戦に勝てばNHKスタジオ行きが決まるところでしたが、敗退。小学1年で県代表というだけでも快記録、そして西日本大会を勝ちあがっていくとはすごいの一言に尽きます。
香川県代表の藤本渚くん(小3・竜棋会会員)は昨年アマ竜王戦県代表で大きな話題となりました。本大会でも着実に勝ち上がりましたが、藤本くんもまた、NHKスタジオ行き直前で残念ながら敗退。
皆様、たくさんの投稿ありがとうございます。
昨日は銀河戦6回戦、対宮田敦史六段戦の放映もあり、菅井六段(当時五段)が勝っています。公式サイトで棋譜を見ることができます。
銀河戦 | 将棋 | 囲碁・将棋チャンネル
上記リンク先を開き、「Eブロック」をクリックしてください。銀河戦は実際の対局日も公表されるので、竜棋会ホームページの菅井竜也2014年対局結果に反映させています。7回戦の対田村康介七段戦も1月28日に収録済みとなっていますが、放映は4月7日とのことです。なお、NHK杯の実際の対局日が公表されるのは7月発売の将棋年鑑です。その後に表を手直しします。
菅井先生、おめでとうございます!
快勝でした!
今日付けで六段昇段です!
明日10日(火)順位戦C級1組最終局、対高野秀行六段戦があります。携帯中継があります。
竜棋会サイトの将棋大会・イベント予定(岡山県中心)は随時更新中です。3月は意外と将棋イベントが多いです。明日は四国で大会・イベントが二つあります。実戦派は四国中央市長杯、イベント参加派はボートレースまるがめ将棋フェスタがおすすめです。
赤畠・松田・塚本で運営、詰将棋作家の平井さんが採点・解説を行います。事前申込制です。定員40名、お申し込みはお早めに。
【会場】倉敷市芸文館 202会議室
【日程】2015(平成27)年4月11日(土)
【初級戦スケジュール】1手詰~5手詰6題
13:00 初級戦受付+競技説明
13:30~14:10 初級戦競技
14:10 初級戦採点+解説+表彰式
【一般戦スケジュール】5手詰~15手詰6題
14:50 一般戦受付+競技説明
15:10~16:10 一般戦競技
16:10 一般戦採点+解説+表彰式
(17:00終了予定)
【参加費】1000円(両部門に参加の場合1500円)
高校生以下・女性500円(両部門に参加の場合600円)
【問い合わせ・申し込み先】
Eメール:kura.tsumesyogi@gmail.com
「氏名(ふりがな)」「住所」「電話番号」「参加会場」「参加クラス」「参加区分(一般/高校生以下/女性)」をお伝えください。
申し込み締め切り…2015年4月4日(土)必着
明日3月3日(火)王位リーグ2回戦、対伊奈祐介六段戦があります。今日、連盟公式サイトで改めて確認すると携帯中継ありとなっています。伊奈六段は三段リーグ次点2回でフリークラス四段という制度ができた後、その制度で四段となった初の棋士です。その後、公式戦で規程の成績を挙げC級2組入りを果すも、降級点3回でフリークラスへ降級しています。
また、3月6日(金)は王座戦二次予選決勝、対稲葉陽七段戦があります。この対局もまた、携帯中継があります。
昨日2月28日、「電王AWAKE(ノートPC)に勝てたら100万円!」という企画をニコニコ動画で中継していました。電王AWAKEとは昨年11月に行われた「第2回将棋電王トーナメント」で昨年の覇者ponazaに勝って優勝した最強将棋ソフトです。ponanzaといえば昨年の電王戦で屋敷九段に勝ったソフトです。その後も各ソフトはバージョンアップを続けものすごく強くなっているらしいのですが、そのponanzaに勝ったのがAWAKEです。
ノートPCにインストールされた電王AWAKEにアマが挑戦し勝てば100万円というこの企画。昨年は切れ負けルールが厳しすぎて誰も勝てず、今年は持ち時間10分切れたら1手10秒以内と変更になりました。このルールでも人間には厳しいという前評判でした。
私はずっと中継を見ていました。全国優勝複数回経験者や元奨励会三段が次々と挑むも、さっぱり勝てません。「今年ももうダメか・・・」と諦めていたところに山口直哉さん(NEC将棋部、元アマ王将)が登場。過去の菅井杯将棋大会に参加してくださったこともある山口さんは、対コンピュータ用に編み出した作戦を披露しました。
先手山口直哉さん
後手電王AWAKE
▲7六歩 △3四歩 ▲6八飛 △6二銀
▲4八玉 △8四歩 ▲1六歩 △4二玉
▲1五歩 △3二玉 ▲2二角成 △同 玉
▲8八銀 △1二香 ▲7七銀 △1一玉(第1図)
ここまでは普通の出だしです。細かい点としては、▲1五歩と突き越すのがひとつのポイントです。確実に突き越すために、角交換のタイミングをずらしているようです。また、わざと後手に穴熊に組みやすくさせることで、作戦がはまったときの玉頭からの反撃を緩和している意味もあるように思います。さて作戦の第一歩が現れます。
▲2八銀(第2図)
あやしい手が出ました。これは? 指し手を続けましょう。△2二銀 ▲2六歩 △3一金 ▲2七銀(第3図)
ついに出ました、必殺山口システム!「毒まんじゅうシステム」と言ってもよいかもしれません。わかりやすく言うとハメ手です。電王AWAKEは当然のごとく・・・
角を打ち込んできました。ところが・・・
▲1六香 △1九角成 ▲3八玉 △8五歩
▲4八金 △3五歩 ▲5八金上 (第5図)
後手がこのあと何もしなければ▲6九飛▲1七桂で馬を捕獲することができます。さすがに電王AWAKEはこのあたりでまずいことに気がついたようで△3六歩と突き捨てて来ましたが▲同銀。ここで△1八馬と引けば角銀交換で収めることができましたが、なぜか△5一銀なので▲2七銀と引き歩得。以下△2九馬▲同玉△4二銀▲3八玉△3三銀右▲6六歩△4四歩(?)▲4三角△5二金▲6五角成と馬まで作ることに成功し、この後も山口さんは着実な指し手を続けて見事勝利し、賞金100万円をゲットしました。
この作戦を目の当たりにした他の挑戦者たちの多くは以後、こぞってこの作戦を採用。相振り飛車になってしまったり、△2八角を打ってこなかったりでなかなかうまくいかないなか、武田俊平さん(アマ王将、赤旗名人)が挑戦したときは△2八角が再現されました。このとき解説聞き手役の山口恵梨子女流初段は「えぇぇぇぇぇ打ったあぁぁぁぁぁぁ」と絶叫(歓喜?)していてすごく面白かったです。しかし、今度はコンピュータは歩損しない角桂交換(それでも人間大優勢だが)でおさめ、馬もつくらせません。10分切れたら10秒では武田さんの実力を持ってしてもミスせず指し続けることは難しく、勝利には至りませんでした。もう一人、3回目の△2八角が実現しましたが、このときはAWAKEは角銀交換で被害を最小限度に食い止めました。角桂交換と角銀交換とではだいぶ違いますね。ソフト側に学習機能があるのかもしれません。昭和の某アニメでは「教育型コンピュータ」と呼んでいましたが。さて、玉の固さの差も大きくAWAKEが勝って、初日は山口直哉さんの1勝で終わりました。今日もあります「電王AWAKE(ノートPC)に勝てたら100万円!」
2月24日(火)竜王戦4組ランキング戦2回戦、対大石直嗣六段戦があります。携帯中継はありません。
そのほか
3月10日(火)順位戦C級1組最終局 対高野秀行六段戦
3月10日(火)銀河戦本戦Eブロック6回戦 対宮田敦史六段戦の放映
明日18日(水)王座戦二次予選、対阿部隆八段戦があります。携帯中継はありません。
赤畠・松田・塚本で運営、詰将棋作家の平井さんが採点・解説を行います。事前申込制です。定員40名、お申し込みはお早めに。
【会場】倉敷市芸文館 202会議室
【日程】2015(平成27)年4月11日(土)
【初級戦スケジュール】1手詰~5手詰6題
13:00 初級戦受付+競技説明
13:30~14:10 初級戦競技
14:10 初級戦採点+解説+表彰式
【一般戦スケジュール】5手詰~15手詰6題
14:50 一般戦受付+競技説明
15:10~16:10 一般戦競技
16:10 一般戦採点+解説+表彰式
(17:00終了予定)
【参加費】1000円(両部門に参加の場合1500円)
高校生以下・女性500円(両部門に参加の場合600円)
【問い合わせ・申し込み先】
Eメール:kura.tsumesyogi@gmail.com
「氏名(ふりがな)」「住所」「電話番号」「参加会場」「参加クラス」「参加区分(一般/高校生以下/女性)」をお伝えください。
申し込み締め切り…2015年4月4日(土)必着
今日16日、日本将棋連盟公式サイトで棋聖戦決勝トーナメントの組み合わせが発表されました。
第86期棋聖戦決勝トーナメント
前期ベスト4の菅井五段はシード。初戦の相手は行方八段。大山名人門下、A級2位、今期順位戦6勝2敗で名人挑戦に最も近い棋士です。
今泉さんの自伝が3月下旬に発売されるそうです。
「介護士からプロ棋士へ 大器じゃないけど、晩成しました」
という書名だそうです。
重大発表!: 今泉の日常
発売されてからちょっと間が空きましたが先日購入しました。
「久保&菅井の振り飛車研究」
22の振り飛車のテーマ図に対し、久保九段と菅井五段がそれぞれ会話形式で見解を述べ合うという構成です。将棋世界連載の「イメージと読みの将棋観」とよく似た雰囲気ではありますが、本書は二人の棋士が同時に話しているという点で異なり、また、その会話のやりとりが非常に面白い内容となっています。
「あとがき」を野間俊克さんが書いています。野間さんは指導棋士六段。かつて有森七段と奨励会の同時期を過ごし、奨励会三段まで昇り三段リーグを13期戦っています。現在は観戦記者として活躍されています。京都新聞の将棋担当記者でもあり、小学生王将戦全国大会では京都代表の取材でよく倉敷にお越しになっています。また、私が一昨年アマ名人戦全国大会に出場したときも、京都代表の取材で来られていました。
久保九段・菅井五段の会話を原稿におこしたのは野間六段。そして推測ですが、テーマ図の選定も野間六段が行ったように思います。昭和の時代に将棋を学んだ者なら誰しも一度は見たことがあるであろう懐かしい四間飛車対居飛車急戦のテーマ図が4つ示されています。
岡山空港すぐ近くにあるリゾート施設「レスパール藤ヶ鳴」にて将棋大会が行われます。
日時 平成27年3月1日(日)
受付 8:30~
開会式 9:30~
対局 10:00~15:30(午前2局、午後3局)
表彰式 15:30~16:00
場所 レスパール藤ヶ鳴(岡山市北区菅野3399-1)1Fきらめきホール
クラス 県代表クラスS級,初段以上A級,1級以下B級,初心者C級
参加料 2000円(昼食・入浴料を含む)、小中学生は1000円
締切 2月19日(木)
事前申込制らしく、電話で申し込むとのことです。080-1514-6352(大智(おおち))
当日は大石直嗣六段の指導対局があるそうです。
主催は最近結成された「日本将棋連盟岡北支部」で、支部長は大智修さん(竜棋会会員)です。以前から定期的にレスパール藤ヶ鳴で将棋大会を行っていたそうです。
女流名人戦中継ブログ: 前夜祭(2)
女流名人戦中継ブログ: 伊原木・岡山県知事が来訪
女流名人戦中継ブログ: 大盤解説会
上記リンク先をごらんください。先日湯原で行われた女流名人戦に岡山県知事の伊原木さんが出演されていました。相当の将棋ファンのようです。
王位リーグ、佐藤康光九段との一戦は相矢倉となりました。残念ながら菅井五段敗退。
今日、竜棋会会報第10号を発送しました。発送作業は大山名人記念館和室をお借りして行ったのですが、大石美明先生が作業のお手伝いをしてくださいました。ありがとうございました。
明日11日(水・祝)王位リーグ1回戦、対佐藤康光九段戦があります。祝日なので、じっくり携帯中継を楽しめる方が多いと思います。私もその一人で、非常に楽しみです。
明日8日(日)NHK杯準々決勝、対森内俊之九段戦があります。
そのほか明日は人間将棋ならぬ「リアル車将棋」や、湯原で女流名人戦第3局があります。
2月11日(水)王位リーグ1回戦、対佐藤康光九段戦があります。もちろん携帯中継があります。
一昨日の順位戦勝利で菅井五段の今年度成績は33勝7敗、勝率0.825。
今年度の勝率ランキング1位はおろか、歴代ランキング入りする勢いです。
歴代記録一覧|日本将棋連盟
終わってみると菅井五段の快勝でした。ほぼリアルタイムで棋譜を見れるというのはホントいいですね。インターネットやパソコンのない時代、大一番があった翌日には将棋連盟に勝敗を問い合わせる電話がたくさんかかっていたらしい、というのをどこかで読んだことがあります。
澤田六段、中村太地六段も勝ったので、菅井五段の昇級昇段は最終戦へと持ちこされました。当然勝って決めるべきところですが、万一敗れても澤田六段、中村太地六段のいずれかが敗れれば昇級昇段です。一方、すごい勢いで勝ちまくっているので、通算勝数規定での昇段が先に決まるかもしれません。
いつもは連盟モバイルの携帯中継閲覧がメインですが、今日ばかりは名人戦棋譜速報7日会員になって長沼七段-澤田六段戦、近藤六段-中村太地六段戦も同時チェック中です。
菅井五段-大石六段戦、現在先手の大石六段が67手目▲5八飛と指した局面。形勢は互角でしょうか。菅井五段の美濃囲いの金が4三に上がってやや薄くなっているのが気になります。
明日3日、順位戦です。携帯中継があるのでまさにリアルタイムで観戦できます。
今週は菅井五段の対局がたくさんあります。
2月6日(金)王将戦一次予選2回戦 対星野良生四段戦(携帯中継なし)
2月8日(日)NHK杯準々決勝 対森内俊之九段戦
今日、関西奨励会の例会があり、狩山幹生5級は3連勝し、前回の例会でも3連勝していたので通算6連勝となり4級に昇級したそうです。おめでとう狩山君。トントン拍子で昇っていく様子は兄弟子の菅井五段の奨励会時代を思い出します。
2月3日(火)順位戦C級1組9回戦、対大石直嗣六段戦があります。携帯中継があります。この一番に菅井五段が勝利し、澤田六段・中村太地六段のどちらか一方が敗れた場合、順位の関係で10回戦を待たずして菅井五段の昇級昇段が決まります。
王位戦挑戦者決定リーグの紅組・白組が発表されています。
第56期王位戦七番勝負・挑戦者決定リーグ
菅井五段の最初の相手は佐藤康光九段。初手合いとなります。
菅井五段著作本第4弾「久保&菅井の振り飛車研究」が1月23日に発売されました。今回は久保九段との共著となります。
関連で、ちょっと面白い話題を。マイナビ将棋編集部ブログで、発売前の軽い紹介記事があり、「本には載っていない面白い話」が出ています。久保&菅井の振り飛車研究その3~昭和の定跡編~ | マイナビブックス
私が小学生の頃読んだ本には「振り飛車は角道を止めてわざわざ1手かけて飛車を移動する、よくない戦法。居飛車は急戦で叩き潰すべし」という論調がバックに流れていました。いわゆる羽生世代の棋士に振り飛車党がいないのもそのせいだと思います(ホント?)。数ある急戦の中でも本格中の本格扱いだった山田定跡。で、上記ブログの後半に今泉さんが登場し、秘手を示しています。▲8八角と打った場合に△2二角・・・私は知らない手でした。この手の意味は皆さん考えてみてくださいね。▲2四銀△同銀▲同飛の変化を読むと、意味がわかってくると思います。今泉さんが「こんなんも知らんのか」と得意になっていますが、山田定跡に慣れ親しんだ世代のアマ強豪でも知っている人はいないらしい不思議な手です。
山田定跡とは、故・山田道美九段が大山名人全盛期に編み出した戦法です。「打倒大山」の執念に燃えた熱血漢の棋士でした。私が将棋を始めたときにはすでに故人でしたが・・・。また、有吉道夫九段はご自身のライバルを聞かれたときに「山田道美さん」(※内藤九段ではない)と答えたのを読んだ記憶があります。
今期32勝7敗、勝率0.821と絶好調の菅井五段。対局数ランキング3位、勝数ランキング2位、勝率ランキング実質1位です。連勝については、竜棋会ホームページ記録では13連勝中ですが、連盟サイトの情報を元にすると12連勝が正しいようです。おそらくNHK杯戦2回戦対増田六段戦の対局日の関係だと思います。五段昇段後の勝ち数規定ではあと8勝で六段昇段が決まりますが、それよりもやはり順位戦、ですね。
明日21日(水)、竜王戦4組ランキング戦1回戦、対南芳一・九段戦があります。携帯中継はありません。菅井五段は竜王戦の決勝トーナメントに進出したことは1回もありません。今期こそ。
プロ5年目にして初の王位戦リーグ入り、菅井五段の実力からすれば遅すぎました。しかしこのままリーグを勝ち抜き挑戦者、そしてタイトル奪取となれば一気に後れを取り戻します。がんばれ菅井五段。
明日16日(金)、王位戦予選決勝、対三浦弘行九段戦があります。携帯中継があります。
先日のNHK杯戦の勝利で30勝到達と絶好調の菅井五段。必ずや勝利して王位リーグ入りを決めてくれるものと確信しています。
昨日の棋王戦予選、対村田智弘六段戦に勝利した菅井五段は今年度29勝7敗、勝率0.806で勝率ランキング1位になりました。五段昇段後の通算勝数での六段昇段も近づいてきていますが、順位戦での昇級昇段も目前です。
明日11日、NHK杯3回戦、対丸山忠久九段戦の放映があります。
順位戦C級1組は
7勝1敗 菅井五段・澤田六段
6勝2敗 中村太地六段・船江五段・髙﨑六段・千葉六段・金井五段・大石六段
となっています。2月3日の9回戦で菅井五段が勝ち、澤田六段か中村六段のいずれかが敗れた場合、順位の関係で10回戦を待たずして菅井五段の昇級昇段が決まります。そしてその9回戦の対戦相手は大石六段。過去の対戦成績は菅井五段からみて2勝3敗となっています。
明日1月6日(火)順位戦C級1組8回戦、対小林裕士七段戦があります。携帯中継があります。
あけましておめでとうございます。
管理人の塚本です。昨年に引き続き本年も菅井五段の応援をどうぞよろしくお願いいたします。
明日12月28日(日)午前11時からNHKのEテレで「将棋の日in秋田」が放映されます。
NHK Eテレ「第40回将棋の日」秋田市 放送のお知らせ | お知らせ|お知らせ・イベント情報:日本将棋連盟
来年の11月には倉敷市で「将棋の日」が開催されることが決定しています。来年に備えて(?)「将棋の日」のイベントの様子をぜひ見ておきましょう。1
連盟公式サイトによると12月25日現在(未放映テレビ対局除く)で対局数ランキング4位、勝数ランキング2位、勝率ランキング3位の菅井五段。そして公式戦8連勝中と絶好調の菅井五段。来年の予定は
1月6日(火) 順位戦8回戦 対小林裕士七段
1月11日(日) NHK杯3回戦 対丸山忠久九段戦の放映
先日斎藤五段に勝って一次予選通過を決めた王座戦では、二次予選1回戦は不戦勝で、阿部隆八段-安用寺六段戦の勝者と対局します。
王将戦は羽生名人-郷田九段のプレーオフで郷田九段が勝ち挑戦者となりましたが、来期の王将戦予選の組み合わせが発表されており、初戦は星野四段との対局です。
さて今日12月22日は王座戦菅井五段-斎藤五段戦が行われています。好取組にも関わらず携帯中継がないという残念な状態。
気を取り直して(?)菅井五段の新刊紹介です。
詳しくはリンク先をごらんください。来年1月23日発売です。
昨日、順位戦C級1組の対局がありましたが、C級1組の人数が奇数のため菅井五段は今回抜け番で対局はありませんでした。
5勝1敗者のうち船江五段、大石六段、平藤七段が敗れ、現在トップの菅井五段はより有利な状況となりました。
6勝1敗 菅井五段、澤田六段
5勝2敗 中村六段、真田七段、船江五段、髙﨑六段、千葉六段、金井五段、大石六段、佐々木五段、平藤七段
そのほかの公式戦の状況は
竜王戦 ランキング戦4組、1回戦の相手は南九段です。
王位戦 予選決勝進出、次の相手は三浦九段-屋敷九段戦の勝者です。
王座戦 一次予選決勝進出、次の相手は斎藤五段です。12月22日(月)に対局があります。
棋王戦 今期の挑戦者はまだ決まっていませんが来期の予選が始まっており、予選1回戦の相手は村田智弘六段です。
棋聖戦 決勝トーナメントシードのはずですが、二次予選進行中で組み合わせ表はまだ発表されていません。
銀河戦 本戦トーナメントEブロック6回戦からの登場で、対局はまだ先です。
NHK杯戦 3回戦の相手は丸山九段です。
新人王戦 今期が最後の参加になるのはほぼ確定、2回戦からの登場です。
管理人の塚本です。今泉さんおめでとうございます。また、非常に多くの方からコメントをいただき、ありがとうございます。
日本将棋連盟公式アナウンスはこちらになります。
今泉健司氏、プロ合格 | お知らせ|お知らせ・イベント情報:日本将棋連盟
上記リンク先によりますと、「今泉さんは2015年4月1日付けでプロ棋士となります。」とあります。なので、厳密にいうと来年3月31日までの間はアマチュアであり、プロ四段ではないということになると思います。今泉さんは現時点では朝日オープン、銀河戦ともに敗退しているのですが、もし勝ち残っていたら肩書はアマのままで登場していたのでしょうか?プロ最初の公式戦はおそらく来年4月以降の第87期棋聖戦一次予選になると思います。
加古川青流戦アマ選抜戦とは、勝ち抜いた2名のアマがプロ公式戦である加古川青流戦に出場できるという大会です。
平成27年3月7日(土)受付開始午前9時 開会午前10時
加古川駅南まちづくりセンター(JR加古川駅から徒歩4分)
要事前申込(※申込方法は後日、関西将棋会館サイトに掲載されるはずです、掲載されたら速報します)
25分切れ負け 決勝は30分切れたら一手30秒
参加費2000円(事前振込制)
ブロック優勝者2名は第5期加古川青流戦への参加資格と副賞(商品券3万円分)、準優勝者は副賞(商品券1万円分)
12月10日(水)王位戦予選準決勝、対稲葉陽七段戦があります。携帯中継があります。常に勝ちまくっている印象のある菅井五段ですが、意外なことに王位リーグ入りを果たしたことはありません。今期こそ。
竜棋会ホームページのイベント情報を大幅更新しました。日程は変更になることがあるかもしれないのでご了承ください。
携帯中継はありません。
天位さんのツイッターより転載。準決勝以降は明日行われます。
アマ王将全国大会。本戦トーナメント準決勝組み合わせ。小林知直−中川慧梧、渡辺俊雄−今泉健司。敬省略。 pic.twitter.com/oEhmdmEv8c
— (天位)あたまはね (@atamahane777) 2014, 11月 29
天野貴元さんのツイッターより転載。
アマ王将戦全国大会。
残念ながら本戦1回戦で今泉さんに負けてしまいました。
熱戦ではあったものの、終始天野が劣勢の内容でした。悔しいですが、敗者は静かに退散。 pic.twitter.com/9gBFy6zyFv
— 天野貴元 (@amanoyoshimoto) 2014, 11月 29
アマ全国大会速報の第一人者である天位さんのツイッターより。
アマ王将全国大会。本戦トーナメント組み合わせ。清水上徹(シードくじ)、水谷創−小林知直、生川康太朗−鈴木肇、中川慧梧−平野慎太郎、福森亘−遠藤正樹、渡辺俊雄−下平雅之、天野貴元−今泉健司、小山怜央(シードくじ)。敬省略。
— (天位)あたまはね (@atamahane777) 2014, 11月 29
天野貴元・赤旗名人のツイッターにアマ王将戦予選の組み合わせ画像が掲載されているので転載します。
明日からいよいよアマ王将全国大会が始まります☆
今年のG1優勝者が全員集結。昨年は本戦1回戦負けだったので、今年はさらに上を目指して頑張ります!! pic.twitter.com/rLDjjJ3NMX
— 天野貴元 (@amanoyoshimoto) 2014, 11月 28