匿名希望様、率直なご投稿ありがとうございます。今後ともお気軽にご投稿いただければ幸いです。現実としては、ほぼ全てのプロ棋戦には企業がスポンサーとしてお金を出してくださることでプロは収入を得ることができて生活していくことができます。スポンサー企業は自社をアピールするため、なんらかのかたちで将棋を活用します。
ロボットアームのプロモーションビデオが公開されているのでご覧になってみてください。
DENSOロボットアーム[電王手くん] PV
あくまで推測ですが、ビデオの雰囲気から、連盟棋士側には割と早い段階から知らされていたのではないかと思います。ビデオには菅井五段も登場し、「経験したことがないものなので、それで集中できないようであればちょっと、それは自分の甘いところなので」とコメントしています。
人間対コンピュータは、「異種格闘技」と唱える方がいらっしゃいます。両者の条件を完全に合わせることはもともと不可能という考え方です。ただ、匿名希望様がおっしゃっているように、米長永世棋聖がもしご健在だったならば、GOサインを出したかどうかは興味深いところですね。米長永世棋聖が電王戦で対局したときは、ご自身の真向かいに座るコンピュータの「代指し」の人選に強いこだわりを見せました。「変えてはならないもの」としてロボットアームの導入には反対されたかもしれません。
ロボットアームの導入により、15日の電王戦は、よりいっそう世間の注目を浴びて大きく報道されるのではないかと思います。当初、私は局面のみに集中するため連盟モバイル中継で観戦しようと思っていましたが、史上初の人間対ロボットアームの対局は動画で見たほうがよいのかなという気持ちになりました。
第3回 将棋電王戦 第1局 菅井竜也五段 vs 習甦 – 2014/03/15 09:30開始 – ニコニコ生放送
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