大器じゃないけど、晩成しました



カテゴリー: 将棋 | 投稿日: | 投稿者:

今泉健司四段の自伝「介護士からプロ棋士へ 大器じゃないけど、晩成しました」を昨日本屋さんで買いました。お値段は1,512円(税込)。あれっ意外と安い。いっしょに買ったマイナビの定跡書より安い。家に帰るなりこんこんと読みすすめ、さきほど読了しました。

奨励会の過酷さを書いた本はいくつかあり、代表的なものとしては「将棋の子」があり、これはこれで名著ですが、元奨励会の方と親交のあった作家の著作によるものであり、また、プロになることができなかったという事実が待っています。「介護士からプロ棋士へ」は当事者本人自らの筆によるものなのでより鮮烈であり、波乱盤上、いや波瀾万丈の人生の末にハッピーエンドが約束されています。

プロ編入試験受験資格を得た1局、朝日杯オープン戦の対星野四段戦は関西将棋会館で一般公開されていて、私は盤側で応援していました。脚付盤で指しているすぐ横で観戦できて、このとき観戦者は約20名。一番よく見える位置に女性が座っていました。今泉さんが勝った瞬間、その女性は涙を流したのです。「?」謎は、この本を読むことで解けました。

出版元の講談社は、古くから将棋関係の読み物を出しています。前述の「将棋の子」のほかに、「聖の青春」「泣き虫しょったんの奇跡」などなど。
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大器じゃないけど、晩成しました」への1件のフィードバック

  1. 今泉

    紹介とご購入、ありがとうございます。おかげさまで好調のようです。ここまでの私の人生、脚色なしで、そのままかいています。会員の皆様にも読んでいただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。

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