将棋日本シリーズ中国大会の結果



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岡山で小学生棋士534人が熱戦 JT杯将棋中国大会こども大会:山陽新聞デジタル|さんデジ
佐藤九段、郷田九段破り2回戦へ 岡山でJT杯将棋中国大会:山陽新聞デジタル|さんデジ

詳しい結果は上記リンク先をご覧ください。なお、「JT杯」とありますが、行事の名称としては正式ではないはずです。正しくは 
「将棋日本シリーズ テーブルマーク子ども大会」
「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦」
といい、JTプロ公式戦のタイトル名を「JT杯」、優勝者を「JT杯覇者」と呼ぶようです(※いわゆる7大タイトルには含まれていません)。

小学生低学年の部では鷹取尚弥くん(広島・小1)が優勝。私は審判の一人として準々決勝あたりから鷹取くんの将棋に注目しましたが、とにかく筋がいい。今まで私が直接目にした小学1年生では最強です。調べたところ、伝統ある広島王将会(広島将棋同好会支部・広島将棋センター)では幼稚園児の時点で3級認定で、糸谷哲郎5級(現プロ六段)の記録を更新しているとのことです。小1の現在では1級だそうです。広島王将会の認定は厳しいはず。

小学生高学年の部では荒瀬啓介くん(岡山・小5)が優勝。お父さんは会員の荒瀬真樹さんで、県代表経験があるなど強豪の一人として知られています。アマ強豪の父が息子に将棋を教え込む事例はたくさん聞いたことはありますが、大会で優勝するまでに鍛え上げることに成功したケースは非常に少ないです。

プロ公式戦の佐藤九段-郷田九段戦は見応えのある熱戦でした。佐藤九段の構想を郷田九段がとがめて中盤では郷田九段が有利でしたが、空中分解しそうなギリギリの局面で佐藤九段が巧妙に手をつなぎ、一気の逆転に成功しました。

子ども大会の参加者は534人ですが、プロ公式戦の始まるころには大半の子は帰っているようです。もったいないなあといつも思います。もちろん、最後まで残っている子もいました。菅井五段は小学生のとき、子ども大会に参加することが目的ではなく、プロ公式戦を見たいがために訪れています。

子ども大会決勝・プロ公式戦の棋譜は公式サイトで閲覧することが可能です。
棋譜中継 | 将棋日本シリーズ | JT ウェブサイト

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